できるだけ被せ物を長持ちさせるため、被せ物を支えるコア、歯の根っこ、歯茎やその周辺のあごの骨の状態を整えた上で、被せ物を設置します。家づくりと同じで歯も土台が大切になります。
当クリニックでは、見た目は同じ白い歯でも、透明感・変色の可能性・強度・費用などの点で特徴が異なる被せ物をご用意しています。保険内でできるタイプもありますので、ぜひご相談ください。
自然な白さで、ほとんど変色しません。摩擦にも強く耐久性にも優れていますが、その分高価になります。
また金属を使用していないため、金属アレルギーになる心配もありません。
内側に金属を使っているため、ジルコニアセラミックに比べて見た目が劣ります(※自然な見た目を重視される方はジルコニアセラミックの方をお勧めします)。一方で、金属は耐久性に優れています。
セラミックと合成樹脂を混ぜているため、使用するにつれて変色が徐々に出てきます。強度はやや劣ります。
保険適用外の場合、見た目の美しさだけではなく、優れた点が多くございます。少しでも費用を安く抑えたいという方には、保険適用の被せ物をご紹介していますが、安い分だけのデメリットもございます。
※ 奥歯の場合は銀歯のみとなります
どんなに良い被せ物を入れても、歯の根っこやその周囲のあごの骨の状態が良くなければ長持ちしません。
最近は、様々な種類の被せ物が増えてきており、見た目や耐久性に優れたものを選ぶ人も増えてきていますが、家づくりと同じで歯を長持ちさせるためには、健康な土台が必須です。
家でいうところの土台とは、①地盤(歯茎やあごの骨)、②家(被せ物)全体を固定させる杭(根っこの治療)、そして③建物を内部から支える柱(芯)です。当院では、患者さまの被せ物を少しでも長持ちさせるため、一人ひとりのお口の状態に合わせて、まずはこれらの土台作りをきちんと行なってから、被せ物の治療を行ないます。
被せ物を長持ちさせるためには、まず歯茎やあごの骨などの「地盤」を健康にする必要があります。
歯周病が進行すると、歯茎や歯を支えているあごの骨などの歯周組織を破壊してしまいます。これらの症状がある場合は、しっかり治療を行なうことが何よりも大切です。
虫歯の細菌が歯の根っこにある神経まで達してしまった場合、神経をきれいに取り除いて無菌化し、重症化を防ぎます。家でいうと、建物を固定する杭を食い荒らす白アリ駆除のようなイメージです。 ※細菌が神経まで達していない場合はこの治療の必要はありません。
被せ物は、中が空っぽのままではつけることができません。被せ物を内側から支える芯(コア)が必要になります。この芯(コア)は柔軟性も備えた歯根を傷めないタイプをおすすめしています。